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シニアファッションショー YOURiKi COLLECTION 2019 を開催して

 令和元年5月19日(日)清華苑養力センターにて、第1回シニアファッションショー YOURiKi COLLECTION 2019 が開催されました。

 思い返せば1年前、総務の田村部長から「高齢者施設でファッションショーを行う取り組みがある」とお話をいただきました。聞くと同時に、ご利用者を近くで見守る介護職員ときらびやかな衣裳に身を包んだご利用者、そして福祉分野での活躍を目指す学生が、汗を流しながらもランウェイを笑顔で歩く姿が目に浮かび、「ショーを開催したい!」という想いが込み上げてきました。

 開催に向けて、フクシル株式会社や関西福祉大学と連携し、入念な打ち合わせを行い、養力センター職員でプロジェクトを立ち上げました。今回のコンセプトは、ショーを通してご利用者に最高の笑顔を見せていただくこと。学生のインターンシップの位置付けもあったため、関係事業所の介護職員には様々な協力をお願いしました。

 特に、ショーの決め手となる「ヒアリング」では、介護職員と学生がペアとなり、ご利用者が今までに生きてこられた歴史を紐解いていきました。ご利用者のエピソードを基に、ショー演出の鍵となる曲目とモデルの方々を輝かせる衣裳の選定が行われ、様々な分野で活躍するプロの仕事を身近に感じながら感動の連続でした。

 ショー本番、曇り空で少し肌寒かった前日とは打って変わって、まるで本番を待ち構えていたかのような最高のお天気!「ショーを華やかにしたくて」と、養力ガーデンはご家族ボランティアや職員で花々の演出がなされ、天を仰げばご利用者がリハビリで制作されたガーランド、ビッグフラワーやパステル風船を使い学生と職員で作り上げた舞台。

 シニアファッションショーの開幕宣言によりモデルの方々がランウェイを歩かれる瞬間は、ギャラリーの誰もが固唾をのんで見守って下さったに違いありません。大きな歓声とはち切れんばかりの拍手に、モデルの方々のテンションも最高潮!1週間前のリハーサルでは見ることのできなかった笑顔や、DJの最高の選曲に乗せて、司会者からのモデル紹介に耳を傾け、「やはり人生の大先輩。これが何十年も生きてこられた貫禄」言い表すことの出来ない感覚に、現実を忘れ非日常を全身で感じた瞬間でした。

 ショーが終わった今、養力センターの中庭はいつも通りの日常を迎えています。大勢の方から労いの言葉を掛けていただき、このプロジェクトに関われたことを光栄に思います。

 

その中でも特に印象に残った言葉「十数年介護に携わってきたけど、今までで一番の感動だった」福祉の世界は様々な分野のプロが集結し、初めてマネジメントが成立します。ショーの幕は閉じましたが、三幸福祉会による“三者の笑顔を引き出すためのプロジェクト”は今現在も進行中です。

 最後に、ご尽力下さった全ての方へこころより感謝申し上げます。

YOURiKi COLLECTION 2019

実行委員長 リハビリ部長

溝部あや

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社会福祉法人 三幸福祉会 清華苑 ℡078-934-0800

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