生きる力を養う施設
在宅復帰を応援します
老人保健施設は、住み慣れた地域や我が家で生活し続けるため、リハビリを継続することにより心身機能の維持・向上を支援していく施設として位置づけられています。ご本人には自宅へ帰りたいという思いがあっても、独居や介護者の高齢化・介護の重度化に伴い、ご家族は在宅介護に関して強い不安を感じ、自宅での生活は無理だと諦めてしまう現状があることも確かです。
そこで、当苑では、『ご本人の帰りたい希望を叶え、その後再入所していただくことで、ご本人のリハビリを強化することができ、ご家族の介護負担も軽減できる』という自宅と施設の短期間の往復型の利用を提案するなど、ご家族との連携をより一層深め、在宅支援に取り組んでいます。在宅復帰は、他職種がチームとなりどのような支援が必要か確認していきます。
大切なのは、ご利用者の支援はもちろんですが、ご家族の支援も重要になってきます。自宅に介助が必要になった方を受け入れるということは、ご家族の負担もありますので、ご家族の介護負担の軽減も大事な役割と考えており、「養力センターがあるから安心できる」と言ってもらえるよう施設の体制作りをしています。また、法人のスケールメリットを活かし、ケアハウスやグループホームなどで介護やリハビリが必要な状態になった場合は、施設間で敏速に調整を図ります。在宅復帰後は、通所介護、通所リハビリ、訪問介護、訪問リハビリ等の介護保険在宅サービスとも連携を図ります。
安心して在宅生活をするための支援の一環として、介護見学会を定期的に開催していましたが、平成26年度より、参加者の皆様に介護技術をお伝えするだけでなく、実際に介助体験をしていただく「知って得する介護のコツ」をテーマに介護教室を開催しています。ご家族だけではなく、地域の皆様にもご参加いただき、『思っていたより簡単だった』『こうした方が安全に介助できる』『こうした方が楽に介助できる』と体験を通して実感することで、少しでも在宅介護の不安を取り除き、皆様の介護力を高めるためのお役に立ちたいと考えています。
ご家族や地域の皆様との交流や連携をはかり、安心して自宅で生活できるように支援させていただきます。ご利用者が困ったときにはスムーズに必要なサービスを利用できる様、地域の頼れる施設としての体制作りに取り組んでいきます。
入所までの流れ
①入所のご相談受付
②入所申込【提出書類】利用申込書、情報提供書
③支援相談員と介護支援専門員が訪問し、ご利用者様・ご家族様と面接を行います。
④入所判定
⑤入所判定の結果をご連絡
⑥ご入所当日
職員一同が温かくお迎え致します。入所当日は、当苑医師・看介護長との診察(面談)・契約手続き等がありますので、ご家族様にも来苑頂きます。
入所の対象者
対象者は、要介護1~5の要介護認定を受けている方で医療管理が安定される方です。
養力センターの生活
【一日の流れ】
6:30 起床 洗面
8:00 朝食
9:15 入浴(週2回)
12:00 昼食
13:30 レク活動 個別リハビリ
15:00 おやつ
18:00 夕食
19:00 就寝準備
21:00 消灯
利用料金