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小規模多機能居宅介護とは

「小規模多機能型居宅介護って何?」と良く聞かれます。もともとは、「宅老所」という名称で地域に存在していました。「宅老所」は、大規模老人施設とは違い、介護や支援を必要としている高齢者に既存の民家等でサービスを提供することにより、気の知れた仲間同士と家庭的な雰囲気で過ごすことができるというものでした。
 
介護や支援が必要な高齢者にとって、気を遣わず、信頼関係が構築しやすい、小規模の「宅老所」は、平成18年度の介護保険改正で「小規模多機能型居宅介護」という名称になり制度化されました。
 
昔は、家族や隣近所で助け合ってきた高齢者のケアも、現在では、核家族化が進み、人間関係も気薄になってきています。しかし、人は支え合わなければ生きてはいけません。そんな時代において、小規模多機能施設は、今や必要不可欠な社会資源の一つとなっています。
 
小規模多機能の特色である「通い」は、デイサービスではありません。
デイサービスは、施設が決めた時間内で入浴やレクや体操などして過ごすのが一般的ですが、小規模多機能は、個々の都合や希望に合わせて利用できます。
「入浴だけ利用したい」「昼食と夕食を食べたい」ということも可能です。昼間だけでなく、連続して夜間もご利用して頂く事も可能です。

利用プログラムは、大まかには決まっていますが、基本的には自由です。個人の意志を第一に捉え、「今日は朝風呂に入りたいな」「図書館で本を借りたいな」そんなご要望はもちろんの事。天気が良いから、大久保駅前までぶらり散歩、地域の商店でパン作り教室があれば参加してみたり、小規模ならではのフットワークの軽さを生かし、地域社会との関わりを積極的に持つ事を大事にしています。

 

人間としての欲求。当たり前のことを、ごく当たり前に。

大久保苑の特徴

①「通い」「訪問」「泊まり」を組み合わせてサービスを臨機応変に提供します。

②少人数登録制なので、家庭的な雰囲気の中、他の利用者・職員と馴染みの関係性で楽しく過ごすことができます。

③月額定額制なので、通い・訪問・宿泊サービスを何回利用しても介護保険利用限度額をオーバーする心配がありません。(一部条件を除く)

④24時間年中無休なので、いざという時に急な対応が可能です。

⑤看護師や介護福祉士、認知症実践者研修の受講を修了した職員を配置しているので、要介護度が中重度の方、認知症の方の受入れ体制も万全です。

⑥例えば平日は泊まり、週末は自宅に帰る。ご利用者のニーズに合わせてサービス提供を致します。

⑦温泉のような大浴場で気持ちよく入浴できます。

⑧地域との繋がりを重視し、地元商店街や高年クラブと交流を深めています。

ストーリー

大久保苑は、平成22年に開設しました。開設当初から今日まで、地域密着型サービスとして、「地域との絆を深める」をテーマにサービス提供に努めてまいりました。ご利用者やご家族をはじめ、ボランティア団体やふれあいサロンの方々など、地域の皆様との出会いという貴重なご縁をたくさんいただきました。地域の皆様との出会いがあってこその大久保苑だという事を改めて実感している毎日です。
 

大久保苑では、ご利用者の皆さんに楽しんでいただきたいという一心で様々なイベントを企画し続けています。例えば、外出行事としてランチやデザートを食べに行ったり、ご家族もお誘いして陶芸を楽しんだり、市外の観光地を訪れたり・・・。苑内で開催する行事では、季節に合わせた行事(お花見、秋祭り、クリスマス会等)や鍋を囲んでの楽しいお食事、お茶点て、おやつ作り等々。行事以外にも天気の良い日は喫茶店へ行ったりお花を見に行ったり、海を見にドライブをしたりと、常日頃から「楽しい!」と皆さんに感じていただける事を考え計画しております。
 

ご利用者の中には認知症を患っている方もおられますが、物忘れ(記憶障害)があると「今」の出来事の記憶を早期に失われてしまう事が多いのですが、前向きに解釈すれば、毎日その日その日が新しく、出来事の全てが新鮮に感じていただけると考える事が出来ます。

 

私たちは介護の仕事に携わる一員として、法人が掲げる運営方針にもあるように、『「生きていてよかった」とほんの一瞬でも頬を緩めていただけるようなサービス』を模索し続け、日々の業務に尽力していきます。
 

お近くにお越しの際には、どうぞご遠慮なくお立ち寄りください!!

​大久保苑 管理者

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